マイクロ流体工学をアパレルに応用した結果、汗を制御して何時も乾燥しているシャツの開発が可能になる

どんなに汗をかいてもさらっと乾いているウェアを微小流体工学の技術で開発するAtacama、すでに多方面から引き合い
激しいスポーツでどんなに汗をかいてもそのスポーツウェアは乾いているし、それだけでなく発汗がデザインの要素になる。世界でもっとも乾燥した砂漠の名前を借用したAtacamaは、微小流体工学の技術を利用して、まさにそんなテキスタイルを作った。National Science Foundationの補助金をもらっているAtacamaは、アパレルや自動車産業、ヘルスケアなど、さまざまな分野における、その技術の応用製品も探求している。スポーツウェアは、そのひとつの例だ。
http://jp.techcrunch.com/2017/07/02/20170630atacama/

アメリカのAtacamaと言う会社が汗をかいても何時もサラサラ乾燥しているスポーツウェアなどアパレル製品の開発を行っていると言う記事が有りました。
現在、日本は梅雨真っ只中で、気温も湿気も高く汗が止まらない状態ですから、何時もサラサラに乾燥しているスポーツウェアは気になります。
どの様な仕組みなのか見てみると「微小流体工学(マイクロ流体工学)」と呼ばれる、私には全く馴染みの無い技術を用いて開発が進められています。
マイクロ流体工学を調べて行くと、MEMS(Micro ElectroMechanical System)やmicroTAS(micro Total Analysis Systems)やLab on a Chipと呼ばれている研究となっています。
では一体、どの様な仕組みで何時も乾燥している衣服が出来るのか?
記事では以下の様に説明されています。

今市場化されている水分を逃がすファブリックの多くは、汗を衣類の表面に引き出して早く蒸発させるが、微小流体工学は水分を小さな三次元のチャネル(channels, 水路)へ導き、液体の方向性をコントロールすることによって、それらを特定箇所に集めたり、テキスタイルから落としたりする。どこでその現象を起こさせるかは、製造者が決められる。

今現在でも速乾性シャツなどが有るが、マイクロ流体工学では表面だけでなく汗の流れ自体をコントロール・制御する事が可能になる・・・いやもう何言っているのか理解出来ない。
なぜ汗の流れを制御出来るのか仕組みを理解するのは諦めて、とにかくマイクロ流体工学によって水分の流れをコントロール出来る。
東京大学生産技術研究所 マイクロメカトロニクス国際研究センター 竹内昌治研究室
http://www.hybrid.iis.u-tokyo.ac.jp/research/microfluidics
と言うことは脇汗かいても染みないで裾から落とす事も可能になりますね。もう汗染みと言う概念自体が無くなると考えて良いのでしょうか。
このAtacamaのCEOであるSusan G. Nealは、もともとメンズ・ウェアハウスやジンボリーのチームリーダーだったそうで、ヨガ教室も開いていた事も有り水分を外に逃す速乾性シャツなどの知識も有ったが、今回のマイクロ流体工学による水分制御は初体験。
以前、センサー付き振動するヨガパンツが有りましたが、マイクロ流体工学を用いたヨガパンツを見れるのは早そうですね。
ウェアラブルXからセンサー付きヨガパンツのナディXが8月に発売、1着約3万3000円
そして、このマイクロ流体工学を応用したアパレル製品として、保護着、高性能おむつ、包帯や帯布、ギプス、病院用各種リンネル(布帛類)、自動車用シートが挙げられており、何やら大きな市場が形成されると思われます。
日本でも前述の通り研究が進んでおり水分の流れを制御する事も分かっていますから、日本企業も頑張って欲しいなぁ。